井乃猫ブログ

井の中の猫、大海を知りたい。

SREからSoftfware Engineerになりました

はじめに

2023年10月からSREとして働いてきましたが、社内異動をして、2026年7月から Software Engineer としてプロダクト開発に携わっています。

SRE としての活動

2023年10月に転職し、SRE として働き始めました。

SIer での経験年数は長いものの、SRE としての経験はありませんでした。加えて人生で初めての転職ということもあり、自分にとってはかなりチャレンジングで、不安でいっぱいでした。 入社して3ヶ月で AWS SAA を取得し、その当時のマネージャーの勧めで CKA も取得しました。それらの知識を踏まえて Terraform や Helm を書いていく中で、徐々に自信を得ていきました。

SRE として、チームを3つ経験しました。 どのチームもマネージャーとメンバーに恵まれ、未熟な自分にいろいろなアドバイスやフォローをいただきました。とても感謝しています。

異動を希望した理由

SRE としてはまだ未熟で、成長や成果は十分とは言えません。メンバーにも恵まれていたので、SRE として働き続ける選択もできました。それでもあえて3年を目前にして異動したのには、理由があります。

技術の引き出しを増やす

1つ目の理由は、技術スタックの偏りです。

前職の直近3年は Python を書いて Web 開発を行っていました。ただ、今の会社のメンバーと比べると、お世辞にも Web 系をやっていたとは言い難いです。 当時は GitHub や ECS/EKS のようなコンテナ基盤、CI/CD が整備された環境での開発ではありませんでした。モダン (というほどでもないですが) な環境で開発できるようになりたい、とずっと思っていました。

自分のキャリアのベースには Linux があります。 コマンドラインでの操作に抵抗はありません。コンテナ技術も、Docker を開発で使った経験こそないものの、2013年に LXC で触れていました。Linux で使われるミドルウェアについても、ひと通りは理解しています。 これらは「Web 系ではインフラに強い」と言い換えることができますし、SRE は自分のインフラ面でのスキルが生かせるとても良いロールです。(転職できたので結果論ではありますが)

Linux のスキルをベースに AWS や Kubernetes 周りのスキルアップを行ってきたのですが、Web開発をするためには、それらだけでは足りません。 フロントエンド開発、バックエンド開発、DB、設計やテスト、技術要素、開発環境まわりなどのスキルが必要です。 もちろん、これらのスキルは自習や個人開発でも身につけられます。ただ、仕事として取り組めば、スキルと経験を同時に積めます。 社内異動の制度を利用して、いろいろ検討する中で、無事希望のチームで働くことができました。

プロダクト全体をみて改善できる SRE へ

2つ目の理由は、プロダクト全体をみて改善できる SRE になるためです。

2年9ヶ月の SRE の経験でインフラ面での改善活動はできていたものの、プロダクト全体を俯瞰しての改善はできていませんでした。 それは自分の技術スタックがインフラに偏っていたことが1つの要因です。 プロダクト全体を見て改善できるようになるには、プロダクト開発そのものに飛び込むのが最速だと考え、異動を決めました。

市場価値のあるソフトウェアエンジニアになる

3つ目は、これから求められるであろう市場価値のあるソフトウェアエンジニアになることです。

昨今の生成 AI の台頭により、ソフトウェアエンジニアは不要になるのではないか、という話をちらほら見かけます。 これは持論ですが、プログラミングという行為はコーディングエージェントの登場で廃れていくと思っています。一方で、ソフトウェアエンジニアリングは残り続けるはずです。 実際、自分自身もほとんど手動でコードを書かなくなりました。 それでも、課題を見つけて解決すること、その仕組みを作って改善することには、人間がやる余地はまだ残っている気がしています。 機械語やアセンブリは、かつて人間の手で書かれていました。 その役割は C 言語のような高級言語とコンパイラが引き受けていきました。 同じように、今やっていることも将来は生成 AI に取ってかわられるかもしれません。 そういった経験ができる最後のチャンスかもしれない、とも思っています。

これから求められるのは、単に使える技術スタックが豊富なエンジニアではないと予想しています。 技術的なバックグラウンドをベースに生成 AI を活用し、現実の問題を解決できるエンジニア。 自分もそうでありたいと思っています。

最後に

いろいろ書いてしまいましたが、目下は荒療治的にプロダクト開発スキルを学びながら日々の業務に取り組んでいます。 早く成長して成果を出せるよう、目の前の一つひとつに向き合っていきます。

2026年6月に読んだ本

はじめに

2026年5月が飛んでしまった。 技術書以外にも小説やエッセイなども読むので、そちらの方で進捗はあった。 このブログは技術書を中心に記録しておきたい。

Claude CodeによるAI駆動開発入門

今更ながら読んだ。

gihyo.jp

Claude Codeはもう業務には欠かせない存在である。 出版されたのが2025年12月で、紹介されているmodelに光陰矢の如しと感じざるを得ない。 ちょっとしたスキルであれば作ったことはあるけれど、エージェントやそれを使ったハーネスエンジニアリング的なことはまだまだできていない。

別の資料ではあるが、AWSが提唱するAI-DLCは3種類のスキルを育てていくことによって、より人間が介入するオーバーヘッドを極力少なくしてスピード感のある開発をしていくらしい。 次はこの辺りを目指したい。

speakerdeck.com

最後に

自席の横の本棚には積読が積み上がっているので、定期的に消化していきたい。

Kindle Paperwhite 10世代でPDFファイルを読む

はじめに

最近出社する頻度が増えて、通勤電車に乗っている時間を有効活用するために電子書籍を読みたいなと思いました。 PDFで持っている電子書籍を読む方法にはいくつかあります。 iPad Airでは大きすぎるし、iPhoneでは小さいし、iPad miniはちょうどいいけれど、またデバイスを増やすのか、どうしようかなぁと悩んでいました。

ふと自分のデスクを見渡すと、2021年に購入したKindle Whitepaperがありました。

amzn.asia

電車の中で使うには軽くてサイズもちょうど良いですし、調べるとPDFにも対応していました。 ということで、古いKindle WhitepaperでPDFの電子書籍を読むことにしました。

Kindle PaperwhiteでPDFを見る方法

やり方は簡単でPCにKinde Paperwhiteを接続するとUSBストレージとして認識されるので、documentsというディレクトリにPDFファイルを置くだけです。 Kindle Paperwhiteの端末からはライブラリでドキュメントをフィルタすると、PDFとして追加したファイルをみることができます。

日本語の文字化けを解消する方法

そこで、1つ問題が発生しました。 日本語フォントが埋め込まれているPDFは正常に開けますが、そうでないPDFは日本語の文字が表示されないです。

対策としては、日本語フォントを埋め込んだPDFを作成することです。 Mac (macOS Tahoe 26.5)であれば、追加ソフト不要で、標準のアプリでできます。 手順は以下です。

  • PDFファイルを標準のプレビューアプリで開き、ファイル > 書き出すを選択
  • オプションの「PDF/Aを作成」を選択して保存
    プレビューアプリで「PDF/Aを作成」を選択

ちなみにPDF/Aはアーカイブを目的としたどの環境でも同じように開けるようにする国際標準規格 (ISO 19005)です。

PDF/A - Wikipedia

出来上がったPDFをKindle Paperwhiteに追加したら、問題なく日本語の文字が表示されるようになりました。

最後に

ついつい新しいガジェットを増やしがちですが、まずは既存のものでできるか試すのが大事ですね。