「ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術」という本を読んだ。
ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術 | 株式会社 幻冬舎
タイトルから適応障害だけに限定した話かというとそうでもない。
本書の巻末では、適応とはその人がその人らしく生きることであると、と言っている。
人間、生きていれば楽しいこともつらいこともある。
つらいことにぶつかったときに、そのつらさを理解し、乗り越える方法をこの本では指南している。
この本を読み始めたきっかけは僕自身が適応障害と診断されたからだ。
医師からは「巷の本を読んで効果が出た人もいるよ」ということを聞いていて、タイトルがズバリということでこの本を手に取った。
読んでみて自分の状況を客観的に理解することができたと思う。
本格的に症状を改善するためには、カウンセリングを受ける必要があるだろうけれど、まずは理解するということが現状を必要以上に深刻に受け取らないという点で重要だと思った。
あとは本書でキーワードとなっている「安全地帯」。
本来ならば家庭や職場といった場所がそういった場所になりうるものだが、必ずしもそうありえないこともしばしばである。
皆さんにはあるだろうか。
人生つらいことがあったとき、または周りに苦しんでいるひとがいるとき、そして転ばぬ先の杖として本書を読むことをオススメしたい。